信州 生坂村のぶどうブランド-イクサカラット

信州生坂村の
「イクサカラット」

　生坂村は、犀川の清き流れと渓谷美の山清路、雄大な大城・京ヶ倉、高津屋森林公園、スカイスポーツ公園など、水辺と里山が織りなす風光明媚な自然に恵まれ、赤地蔵、金戸山百体観音、乳房イチョウと観音堂など、多くの歴史・文化遺産とおやき、おにかけ、干し柿などの食文化等の財産を背景にした「山紫水明　食と文化　癒しの郷」です。
　当村の基幹産業は農業であり、昭和61年より産地化を目指し栽培に取り組みました巨峰は品質が良く、ブランドを確立させるに至り、ぶどう栽培中心の農業振興による村づくりを推進しております。
　平成7年には村の農業を支援するため、県内初の「財団法人生坂村農業公社」を設立し、高齢化等により離農する農家から土地と果樹を預かり、次の栽培を希望する農家に渡すことに取り組んできましたが、栽培者の高齢化が進み後継者問題が深刻化してきました。
　そこで、平成10年から新たに農業を希望する担い手育成のために新規就農研修制度を始め、現在当村のぶどう栽培に取り組まれている新規就農研修者の内、14家族が農家として自立し2家族が研修中です。
　また新規就農者により、巨峰栽培だけでなくナガノパープル、シャインマスカット、シナノスマイルなど大粒種のぶどうや根域制限栽培を取り入れ、観光農園やインターネット販売などによる「いくさかぶどう」のＰＲに努めています。
　そして、犀川の川霧が立ち込めることで糖度が高く、昼夜の温度差により色付きが良いなど好評を得ていて、宝石のように輝いていることから「イクサカラット」というブランド名にし、「カラットリン」というキャラクターやポスター、パンフレット等を作成して「いくさかぶどう」の更なるブランド化を進めてまいります。
　生坂村のぶどう農家が丹精込めて育てた「イクサカラット」を、多くの皆様がご賞味くださいますことを願っております。

生坂村村長　藤澤泰彦